<インタビュー>島田人形浄瑠璃芝居
副会長 秦 さん
副会長 秦 さん
質問1 今日の定期公演の出来具合はいかがでしたか?
今回のために人形を新調して、初めて取り組んだ寿式三番叟でした。完璧とはいきませんでしたが、初めてにしては上出来だと思います。稽古を積んでさらに成果を上げていきたいです。
質問2 秦さんが島田人形浄瑠璃をしようと思ったきっかけは何ですか?
私は九州の大分の出身なのですが、地元に神楽という伝統芸能がありました。当時はそれに関わってはいなかったのですが、いつかはやってみたいと思っていました。
たまたま光市に住むことになって、こういう伝統文化があることを知りました。若い方が少ないと聞いて、何か手伝いが出来ないかなと思ったことがきっかけです。
質問3 島田人形浄瑠璃芝居の魅力はなんだと思いますか?
島島田の人形浄瑠璃は、この光市民ホールの近くにある松浦神社という所に起源があります。大昔にこのあたりに疫病が流行って、当時の地元の人たちがキュウリを人形にして祀ったことが人形芝居の始まりだそうです。
そのころから、形が変わりながらも、人々の思いを載せて今現在に繋がっているところが魅力だと思います。
質問4 現在の島田人形浄瑠璃芝居の活動状況を教えてください。
この数年で人数が増え、現在30名の会員が所属しており、そのうち半分は30~40代の若手です。公演前は、仕事のあとも熱心に練習に参加してくれています。元からいた会員が機会あるごとに、職場などを通じて勧誘を行った成果かなと思います。
人形は一体に3人必要ですし、舞台も大掛かりですから、裏方を含めどうしても人手が必要になってきます。
令和6年7月28日(日)に光市民ホールで行われた定例公演の直後に取材させていただきました。
寿式三番叟の人形を見せていただきながらのインタビューでしたが、実際に持たせていただくと想像以上に重かったです。主遣い(人形の頭と右手を操作する人)はあの激しい舞を数分に渡って行う体力が相当必要なんだとわかりました。
島田人形浄瑠璃の公演演目には、「ひかり太鼓」の皆さんの演奏もあり、地域の伝統芸能どうしのつながりも強固であることを感じました。
島田人形浄瑠璃は、会員の努力の結果数多くの新たな加入者を迎え、現在後継者の育成に取り組んでおられるそうです。
島田人形浄瑠璃芝居の情報
○島田人形浄瑠璃芝居保存会Facebook 島田人形浄瑠璃芝居保存会(山口県光市) | Hikari-shi Yamaguchi | Facebook
○令和6年度 島田人形浄瑠璃芝居 奉納上演【山口県指定無形民俗文化財】 令和6年度 島田人形浄瑠璃芝居 奉納上演【山口県指定無形民俗文化財】 - YouTube
○光市観光協会公式ウェブサイト 島田人形浄瑠璃芝居 | 光市観光協会公式ウェブサイト ツアーガイドひかり
○山口県観光サイトおいでませ山口へ 島田人形浄瑠璃芝居|観光スポット|【公式】山口県観光/旅行サイト おいでませ山口へ
○山口県の文化財 山口県/観光スポーツ文化部文化振興課/文化財・山口県の文化財