ライフデザイン科「服飾デザインコース」の生徒が、スカート・ワンピース・パンツ・ウェディングドレスなどを各テーマに沿って仕上げていきます。製作は、生地の裁断から縫製まですべて生徒自らが行います。そして、自分で仕上げた衣装を着て毎年文化祭で行われるファッションショーのステージに上がります。
ファッションショーは「ゆうほく祭」の注目イベントです。今年は「KGC」Kumakita Girls Collection ~so many girls so many minds~をテーマに、3年生9人でステージを作りました。推しの衣装や憧れの衣装、かっこいいを追求した衣装などが登場しました。衣装に刺繍をほどこしたり、カバンや帽子といったアイテムまで製作したりと、一人ひとりがこだわり抜いた作品が完成しました。
ファッションショーのエンディングは、ウェディングドレス。ウェディングドレスは、3年生「服飾デザインコース」を選択した生徒全員が製作する衣装です。一番時間を費やして、ドレスのデザインや細部の装飾にまでこだわって完成させた作品で、衣装を身に着ける生徒たちも、感極まる瞬間となります。最後は、指導をしてくださった先生たちとともに頑張った仲間たちに感謝の言葉を伝え、会場内の生徒観客全員が感動する場面となりました。
「服飾デザインコース」を選択した生徒は、3年生の4月から本格的に衣装製作を開始します。テーマに沿って、一人3着の衣装を製作しました。特に、ウエディングドレスは、2年生でデザイン画と製図、3年生で仮縫いと本縫いをします。それぞれが思い描くドレスを作るのは、苦労の連続ですが、洋裁のマイスターの先生にもご指導いただいて個性溢れるドレスを完成させています。
フラワーデザインのマイスターの先生にご指導いただき、自分のウェディングドレスのイメージに合う色や形を考えてブーケ作製をしました。ドレスの布等も使って、私だけのブーケが出来上がりました。ショーの後は、衣装とともに、美術の先生に製作していただいたブーケスタンドで飾ります。
ショーでは、見せ方も重要なため、インストラクターの方にウォーキングレッスンをしていただいています。体をほぐし、美しい姿勢になるように体を整え、頭からつま先まで意識して歩きます。
毎年ファッションショーのために、特別ステージを設営します。1年生の協力で、体育館中央部分までステージとなる舞台を設営していきます。